水道修理を謳って、高額請求等のトラブルや逮捕などがニュースになっているのを見聞きしました。

    同様の仕事をしている身の上なので同じような仕事をしている人全員が迷惑をする行為に悲しさを覚えるところです。

    さて、今回は漏水修理に関する当社の方針などお話できればと思います。

    悪質な修理業者の話が報道されると、稀に「それはない」と言いたくなるような対応策をインターネット上に載せる方がいらっしゃるので、地域等の特性を加味してほしいと思い今回の投稿をします。

    以下は当該地域における「一般的な」所謂水道本管から宅地内に至るまでの概略図です。

    「一般的な」と言ったのは、第一止水や量水器、宅内の配管自体がこの地域では標高の関係で1.2M以上全部の機器、管類を埋めたりします。寒さにより地中であっても1M以上凍結することがありうるからです。

    このような地域特性があると、漏水している場所が目に見えているか否かで修理金額に大きな差が生じてしまいます。

    目に見える場所なら、概算でも金額をお伝えできることもあります。

    でも、地中や改修を施した住宅の床下などでは予想を超えた状況が多々発生するため、概算金額さえお伝え出来ない事も。

    当然不安に思われるかとは思います。インターネットで、まず見積を取りましょう!納得できなければ別事業者に相見積もりを取りましょう!と書かれていました。

    しかし、特に地中の漏水修理は「発見までかかる労務費」が膨大な為、正確な見積が出来るころには仕事の大半が終了していることになります。

    ご依頼を頂くお電話口で概算金額を求められる方も増えてきているように思います。悪徳事業者のやり方を考えれば当然の防衛策ではありますが、その場合、「現地確認しないでのお見積りは実質不可能」な旨をお伝えさせていただいております。

    ちなみに当社では、現地調査のみでは基本費用を頂いていませんが、特殊な事例として機器の操作方法の誤りなど、原因がお客様にあるのが明らかな場合。こういった時は工事を伴わなくとも距離に応じて出張費を頂くこともございます。

    特に湯抜き栓の操作ミスなどはご注意ください。