前回は、火を用いる給湯器の大きな2種類をご紹介しました。
一応現在は潜熱改修型と呼ばれるものが石油、ガスそれぞれで発売されており、熱効率は95%以上となっているそうです。
さて、さらに時代が進んで、給湯器という名称から「温水器」といった名称で電気式のものも発売されていきました。当時は安い夜間電力で湯を作って貯めておき、それを使用するといったものでしたが、現在はヒートポンプ式電気温水器。通称「エコキュート」が電気式の中では主流になっています。
ヒートポンプと言うのは、皆さんがイメージしやすいもので言えばエアコンや冷蔵庫に使用されているシステムの一般名称で、本当に簡略化した概略図は次のとおりです。
※実際は冷媒と水が故障しても混ざらないようにするなど、いくつもの安全対策がされていてもっとずっと複雑です。
空気中の熱を利用するので、投入された電気に対しておおよそ3倍の熱量を回収できるのは以前の給湯コストを考えるで書かせていただいた通りです。
時代の変化と共にエネルギー源が変化してきましたが、住宅設備の水に触れる部分はサビや固着やスケール(汚れ)、高温にさらされる部分等は材料自体の劣化が進行します。
「永年もつものではない」ことにご留意いただきたいです。
当社では、エコキュートの販売設置も承っております。ご家庭の水廻り。お気軽にご相談ください。