2023年はやっと12月に入るころになってやっと寒さが増してきた感があります。

    昨年もご紹介した内容ですが、住宅設備における冬支度をご紹介してみたいと思います。

    燃料油以外にも水廻りのリフォームを行っている当社ですが、特にこれからの時期にご依頼いただくことが多いのが”宅内水道の凍結対応”です。

    原因で最も多いのが「水抜き不良」

    給湯器など、説明書通りに水抜きしても、配管の方法によっては十分に水抜きできず、凍ってしまうことがあります。

    次に多いのが、凍結防止帯(電熱線)の電源を有効な状態にしていないこと。普段居住されていない方で、ブレーカーを落としてしまっている方も含まれています。

    特にお気をつけ頂きたいのが、「冬場の電気代90%カット」をうたった商品です。こちらは有効な位置に接続できれば、実際に電気代をカットしつつ、有効に凍結防止機能を保ちますが、有効な位置というのが最大の問題点です。

    これは、サーモスタット(平たく言えば温度計)が氷点下になることを検知した場合だけ電気を通電させるようになっていのと、通電時間を制御して温めすぎを防止することで節電できる商品です。ただ、「家の中で水道管が通っている場所で、最も寒い場所に設置」できなければ、そこが凍結してしまいます。

    例年、日のあたる場所にこちらの商品を設置して、1月~2月頃の厳冬期に配管が破損する事故が多発します。